【よくある質問】
子どもは民間の医療保険は入った方がいいですか?
先日、個別相談の時にいただいた質問。
多くのママが迷いがちなことだね。
答えは1つではないからね。
だけどそもそも、
保険って何のために入るか?の軸を持っていると考えるヒントになります。
保険は「万一が起こったときに、経済的なリスクを避けるために」加入するもの。
そのことが起こったら、金銭的に困るか?
貯金が大きく目減りして生活に影響がでるか?
ということを目安のひとつにしてみて。
では子どもは?
亡くなったときに親の生活が脅かされるほどのお金が必要?
入院したときは?
病気になったときは?
と考えるとどうかな?
多くの自治体は子どもに対しての医療費に助成制度があります。
大分市も修学前の子どもの医療費は完全に無料です。
だから、医療保険は基本的には必要ないと思っています。
ただ、私は子どもにはがん保険だけ入っています。
なぜかというと、
大抵の病気は完治すればまた保険に入れるようになるけど、
がんに罹患すると,その後の保険は入りづらくなるから。
保険屋さん時代のお客様で、19才のときに白血病に罹患された方がいました。
40才になっても通常の保険には入れなかったので、親が加入してくれていた保険を大切に持っておられました。
そのほか、小児がんは90人に1人の割合で発生すると言われています。
もし将来、我が子が若い時にがんに罹患して、
治療で本人や家族の生活が脅かされて、
金銭的に治療が負担になり、
命とお金を天秤にかけることはとても悲しいと思うからがん保険だけは加入しています。
万が一が起こったときリスクが大きいところに保険をかけています。
そんなことは起こらないかもしれない。
でももしも起こってしまったら、本人も家族もダメージが大きい。
なので、保険は「いろんなケースで頻繁に給付される」で選ぶものではなく、
「万一のときに家族の生活を支えてくれる」ものという考え方で選ぶもの、と考えています。
子どもの保険は、0才~3才くらいまでは保険料が高く、
それ以降は同じ保障でも保険料が一度下がるタイミングがあります。
つまり、3才くらいまでは病気のリスクが高いってこと。
生まれてすぐに入った保険などがあったら、
4,5才くらいまで元気に過ごしていたら、一度見直してみるといいかもね。
何事も誰にでも当てはまる正解はないから、
「自分の軸」をもって、情報に振り回されないようにしていきたいですね。